4/13、この日は香りのWeltさんと喫茶文九さんとのイベント。
photo by Welt
Social Kitchenは小さな公民館といった感じで、鉄骨と木で出来た建物の響きは
どこか懐かしくしっくりくる感じでした。
最近のアコースティックなライブは会場ごとに違う響きになって
毎回リハーサルでの調整は大変ですが、その日ならではの音になるのが凄く面白いです。
この日は割と生々しい感じで、臨場感たっぷりでした。
真ん中に円形に3人座って、お客さんには周りを取り囲んで座ってもらいました。
トランペットやトロンボーンは音が凄く前に飛んでいく楽器なので、
出ている音と吹いている人が聴いている音はだいぶ違います。
僕の後ろで聴いていた方は、演奏者に近い音を聴けたのでは。
リハーサルのはじまるころは喫茶文九さんのコーヒー豆をローストする香りがたちこめ、
ライブがはじまる前頃からは、香りのWeltさんのこの日に為に調合された香りが漂っていて、
窓の外は散りきる前の桜の花という、忘れられない状況でした。
WeltさんはYLNWの3曲をイメージした3つの香りを調合するインセンスバーを出展してくれました。
音からイメージする香りをかがせてもらったときは凄く面白かったです。
香りにも音の高音、中域、低音みたくトップ、ミドル、ハイがあって
味のように最初に感じるもの、後からくる後味のようなものがあって、
それらを操るWeltさんは、演奏に長けたミュージシャンや音響を自在にあやつる
エンジニアやDJに近いところがあるなと思いました。
PAは山崎伸吾さんがちょっとだけリバーブを掛けて清々しくまとめてくれました。
演奏でもこの日の印象を音にした即興をやってみましたが、
この場の感じが音になって、何とも言えない響きになって面白かった。
香りのWeltさんとは今年の秋にも大阪でご一緒します。
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