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京都の夏は暑いと予想していましたが、やっぱり滅茶苦茶暑いです。

暑すぎて思考が止まってしまうこともしばしばありますが、夏生まれだからか、
体調はすこぶる良いです。

*


先日はハナレグミのリハーサルの一回目があって、3~4日三鷹に滞在していました。
今回のツアーのメンバーは豪華な面子で、リハーサルもやってて楽しいです。


三鷹では永積くんに教えてもらった「食べ物村」っていう自然食のお店の昼ごはんが、
とにかく美味しくて、毎日通ってしまいました。
おかず、漬物、味噌汁、ご飯、どれも滋味溢れる、いいお味でした。

あと、餃子の「ハルピン」。
ここはギターの石井マサユキさんに教えてもらったんですが、店主は無愛想ですが(笑)
さっぱりしててこちらも無茶苦茶美味しい!
もう一回食べたい!


リハーサル以外はリハの録音を聴くか食事してるか。
充実の3日間でした。

色々課題も見つかって、8月のリハまでに色々アレンジしています。
面白いカバーl曲もあって、楽しいツアーになりそうです。
お楽しみに!



*



で、京都に戻って、全然違うことがしたくなって、前から気になっていたこの展示を見に
京都国立近代美術館へ。





「鈴木治」展


戦後の日本陶芸を代表する陶芸家の一人とのことで、
恥ずかしながら今回見に行くまで何も知らなかったんですが、
赤茶色と青白い陶器の質感が最高に気持ちよかったです。

肌触りや質感は音質に似てて、理屈じゃない気持ちよさがありますねー。
トランペットやトロンボーンでも音質を磨く為にイメージしたり、ロングトーンをひたすら
続けたりしますが、そんな質感に対する愛情と執念を感じました。

質感の魅力は言葉や文化を超えて伝わる可能性があると思います。




夏の岡崎もいいかんじでした。









*






で、少し前になりますが、京都の音楽家で、僕も何回も共演させてもらっている
mama!milkのお2人の参加している舞台を観劇してきました。




白井晃さん演出の「オセロ」はシェイクスピアの原作を元にした現代劇で、
mama!milkとチェロの波多野敦子さんの3人で舞台上で生の演奏が付いています。


ほとんど演劇は見たことがなかったんですが、「オセロ」が見事に現代風にアレンジされているだけでなく、
演奏や細かな演出の間合いが最高に子気味良くて、気持ちよい時間でした。

旧知の音楽家がいい仕事をしているのを見れて、感慨深いものがありました。

演劇の音楽はまた独特の世界で、セリフや感情、物語の起伏などに気を使わねばならず、
普段の演奏とは全く違った苦労があったらしく、リハーサルのエピソードが面白かったです。

mama!milkのお2人とは以前「ミロクローゼ」という映画のサウンドトラックで
一緒に仕事をさせてもらったことがあり、その時もすごく面白かった思い出があります。
映像に合う、凄く雰囲気を大切にする音楽だからでしょう。




mama!milkは少し前に新しいアルバムをリリースされました。
素晴らしいアルバムですので、是非。


「Duologue」



*



毎日暑い日が続いて、ぼーっとすることも、予定通り物事が進まなくなることもあるけど、
そういうことがある度に、簡潔でタフなやり方が必要だなーと思わされます。

欲張りすぎなところを反省して、シンプルにやりたいもんですねー。
京都の猛暑が教えてくれました!





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