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ハナレグミのアルバム



5/22に発売になるハナレグミのアルバムにYOSSYと参加しました。
参加したのは「接吻」と「いっそセレナーデ」、「プカプカ」の3曲。

去年の夏の終わりにリトルテンポの土生くんから電話があり、
プカプカのホーンアレンジとトロンボーン、トランペットを頼まれたのがはじまり。
YOSSYと音響ハウスに行き、ボーカルも全て一発録りで録り、トランペットと
トロンボーンをさらに重ねました。

その後だいぶ経ってから土生くんと永積くんが大阪のうちのマンションにやってきて
リビングの隅に泊まり、合宿状態で残りの2曲を録音しました。

「接吻」はあらかじめこっちである程度トラックを作っておいて、
2人が来てから永積くんのギターを録り、仮歌を録り、口笛を録り、
細かいアレンジを直し、スチールパンを重ね、、、。
最近YOSSYと注目していた色々なアレンジのアイデアをかなり盛り込んだのですが
永積君もプロデューサーの土生君も僕らのトラックを気に入ってくれて
最高に楽しいレコーディングでした。


「いっそセレナーデ」はもともと東京で出来てたプリプロ(本番のレコーディング前に
一度アタリをつけておくレコーディングのこと)のアレンジが
何か違うってことで、急遽僕らで何かやってみることになったもの。

九条のお勧めのお好み焼き屋に4人で向かう途中で通った松島遊郭の妖しい光。
家のスタジオに戻ったあと、4人が何か不思議なインスピレーションを得て
一気に出来た妖しいトラックです。
古いスピーカー付きのドンカマチック、YOSSYの歪んだオルガンが
「いっそセレナーデ」の世界に見事にマッチして、仮に録音したテイクが
そのまま採用されました。

毎日朝食から寝るまでどっぷり録音して、合間に永積君の弾き語りも
録ってみたり、セッションしたり、最高のレコーディングの毎日でした。

もちろん仕上げまでにはその後もかなりの試行錯誤があって、
ながーい時間がかかりましたが。


そんな感じで出来上がったアルバムです。
マスタリングの日にたまたま東京に居たので2日間お邪魔してきましたが、
ボーカルの素晴らしさはもちろん、選曲の妙、共演者、アレンジ、、、
今の空気をすいこんだ濃厚な素晴らしいアルバムだと思います。
関わることが出来て光栄です。

皆さん是非聞いてください。




2013年5月22日(水)発売
VICL-64024 \ 3,045(税込)



[CD全12曲収録]
1.Hello, my friend/松任谷由実
2.接吻 Kiss/ORIGINAL LOVE
3.中央線/THE BOOM
4.いっそ セレナーデ/井上陽水
5.空に星があるように/荒木一郎
6.オリビアを聴きながら/杏里
7.プカプカ/西岡恭蔵
8.いいじゃないの幸せならば/佐良直美
9.ウイスキーが、お好きでしょ/SAYURI
10.ラブリー/小沢健二
11.エイリアンズ/キリンジ
12.多摩蘭坂/RCサクセション


秋には今回のアルバムのリリースツアーがあります。
こちらも土生君、YOSSYと共に参加して面白いツアーになりそうです。
お楽しみに。




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