スキップしてメイン コンテンツに移動

アンさんとTANTANと




ここしばらく作業続きで自宅にこもってましたが、
昨日今日と久しぶりにライブに誘ってもらって遊びに行ってきました。


まずはアン・サリーさんのライブ。

こちらはJOBIM NIGHTでお馴染みの小池龍平くんに誘ってもらって。
メンバーはアンさん、小池くん(ギター)、飯田さん(トランペット)のトリオ。

京都府庁の旧本庁。
かなり古い建物でしたが雰囲気はばっちり合ってて、アンさんの適度にざっくりした
スタイルもあって気持ちの良い午後のライブでした。
唄声がナチュラルで自由で、バンドもリラックスしてて最高でした。
ファンです!






*




で、翌日はCOOL WISE MANのマネージャー長崎さんやイベンター、SMASHの栗澤さんに呼んでもらって
The TROJANSのライブを見に梅田クアトロへ。




CWM時代にオーストラリアや日本を一緒にツアーしたりレコーディングしたお馴染みTANTANと
久しぶりの再会!
会いたかった~と再会を喜びつつ、あまり通じないパトワと英語での会話で、すぐ言葉に詰まってしまうけど
気持ちは通じます。


もう80歳超えてるはずだけど相変わらず滅茶苦茶元気で本当に嬉しかった。
会うといつも「お前のプレイは最高だ」と褒めて、メンバーにナンバーワントロンボーンだと
紹介してくれる。






TROJANSのライブは総勢14名のメンバー。

ライブを見るのはひさしぶりだったけど、相変わらずの滅茶苦茶楽しいライブ。

リーペリーの一連のレコーディングやレゲエの数多くの名盤で有名なトロンボーン奏者VIN GORDONや
日本からロンドンにサックス持って移り住んで、SKA CUBANOやTOP CATSでも活躍するミス・メグー、
バグパイプやバイオリン(フィドル?)などが絡んだイギリスならではのミクスチャー感は
前から良く聴いてて知ってるつもりだったけど、久しぶりに聞くとまた新鮮な面白さ発見できてよかった。

お客さんも自由な雰囲気にリラックスして大騒ぎに。




タンタン、EDDIE "TANTAN" THORNTONはジャマイカ生まれのトランペッター。
イギリスに移り住んでトランペット1本でヨーロッパを転々と出稼ぎしながら渡り歩いて家族を養い、
BEATLESとのレコーディング経験もあるという。

トランペットは相変わらず素晴らしくって、音色は太く明るく張りがあって、
CWMのときに間近で生音を聴けたのは本当に良かった。
彼の音色には大きく影響を受けた。


マニアックな話になるけど、こんな音楽をやっている人たちは長時間ハードなプレイをするし、
小さめのマウスピースを使う人が多いがタンタンが使ってるのはBACHの「1」!
クラッシックの人達が使うような特大のマウスピースと、学生向けに作られた
廉価版(スチューデントモデル)のBACHのトランペットが「ベストだ」と言って愛用し
信じられないような太くて大きな音を出す。
その音色は何よりも聞いてる人を元気にさせる力を持ってる。



しばらくライブを楽しんでて、ふとトイレに行って戻ってくると何やらタンタンの唄の曲が始まってて、
歌詞の中に「icchie」とか「トロンボーン」とか入ってる。
どうやら俺を探してて、呼んでるようだ。






ってことで久しぶりに飛び入りさせてもらって、何曲かご一緒させてもらいました。






アンコールではレコードで聴きまくったVIN GORDONとソロのバースも始まって、
吹いてるとタンタンがやってきて、「いつも吹いてるドゥバドゥバっていう早いフレーズを吹け」とか言ってくる。

で、そういう感じで吹くとにっこり笑ってGoodのサイン、みたいなことが続いたり。
暖かく受け入れてもらって最高でした。




 


終わってからも「お前は最高だ」、「今日も良かった」と声を掛け続けてくれるタンタン。
いろんなものをもらいまくりました。

皆さん相変わらずめっちゃ元気で開いてて明るくて最高!

制作も好きだけどライブはいいですね!
SKAのセッションも久しぶりだったけど、やっぱり最高です。

TANTANはしばらくTROJANSでツアーしたり、11月には東京、東北をCWMとツアーするそう。
是非会いに行ってみてください。






コメント

このブログの人気の投稿

水木しげる

夜にTVで水木しげるの特集を見た。 今は調布に住んでいるので、同じく調布に住んでて、最近調布の名誉市民にもなった水木しげるさんは結構気になる。 NHKの連ドラ「ゲゲゲの女房」のことも関係してか、水木しげるの名前を良く見る。 漫画も最高やけど、そのエピソードもいい! とにかく若い頃に凄く苦労したそうで、かなり長い間努力が報われず、貧乏生活を送っていたそうで、そんな夫を理解して支える奥さんも最高! 泣けます。 インタヴューを通じて小さいころから今まで、自分に正直に生きてきたのがよく分かる。 では最後に、しげる先生の幸福の七か条 第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。 第二条 しないではいられないことをし続けなさい。 第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。 第四条 好きの力を信じる。 第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。 第六条 怠け者になりなさい。 第七条 目に見えない世界を信じる。 うーん、ちょっとだけ分かる気がする。

4/13 YOSSY LITTLE NOISE WEAVER @Social Kittchen(京都)

4/13、この日は香りのWeltさんと喫茶文九さんとのイベント。 photo by Welt Social Kitchenは小さな公民館といった感じで、鉄骨と木で出来た建物の響きは どこか懐かしくしっくりくる感じでした。 最近のアコースティックなライブは会場ごとに違う響きになって 毎回リハーサルでの調整は大変ですが、その日ならではの音になるのが凄く面白いです。 この日は割と生々しい感じで、臨場感たっぷりでした。 真ん中に円形に3人座って、お客さんには周りを取り囲んで座ってもらいました。 トランペットやトロンボーンは音が凄く前に飛んでいく楽器なので、 出ている音と吹いている人が聴いている音はだいぶ違います。 僕の後ろで聴いていた方は、演奏者に近い音を聴けたのでは。 リハーサルのはじまるころは喫茶文九さんのコーヒー豆をローストする香りがたちこめ、 ライブがはじまる前頃からは、香りのWeltさんのこの日に為に調合された香りが漂っていて、 窓の外は散りきる前の桜の花という、忘れられない状況でした。 WeltさんはYLNWの3曲をイメージした3つの香りを調合するインセンスバーを出展してくれました。 音からイメージする香りをかがせてもらったときは凄く面白かったです。 香りにも音の高音、中域、低音みたくトップ、ミドル、ハイがあって 味のように最初に感じるもの、後からくる後味のようなものがあって、 それらを操るWeltさんは、演奏に長けたミュージシャンや音響を自在にあやつる エンジニアやDJに近いところがあるなと思いました。 PAは山崎伸吾さんがちょっとだけリバーブを掛けて清々しくまとめてくれました。 演奏でもこの日の印象を音にした即興をやってみましたが、 この場の感じが音になって、何とも言えない響きになって面白かった。 香りの Welt さんとは今年の秋にも大阪でご一緒します。

現場

今日もmama!milkの現場で早稲田。 昨日のライブレコーディングの場所で、今日はメンバーとエンジニアだけで 粛々とレコーディング。 昨日のライブの音を聴いて、今日の感じで何テイクかずつ録音する。 録っては聴くの繰り返し。 mama!milkはアコーディオンとコントラバスが核になるアンサンブルなので、音量も小さめ。 トロンボーンは常に最小の音量に挑戦しないといけない。 大きな音で吹くよりもはるかに難しいが、滅茶苦茶勉強になる。 今日も修行の一日でした。 今後の練習課題もたくさん見えた。 そろそろ練習方法も新しいメニューにしたほうがよさそう。 出来た音は一発録りの生々しく強い音。 いい録音ができました。 まだリリースなど決まっておりませんが、決まったらまたお知らせします。 で、終わって皆でちょうど一年前に一緒にレコーディングした映画のサウンドトラックの話で盛り上がったり、充実のいい一日でした。 車の修理、確定申告、トラック制作、ミックス、アレンジメント、レコーディングのための練習、バンドの練習、今月はやることが山積みだけど、全部楽しみ! 明日も快調に飛ばしていこう。